坂口尚原画展2019『イラストファンタジィ〜物語る絵〜』開催します!

 

『イラストファンタジィ〜物語る絵〜』坂口尚原画展 2019

「天才」と称賛されながらも、49歳の若さで逝去した孤高の漫画家・坂口尚。

虫プロでアニメーターとしてのキャリアを積み、1969年に「COM」誌上で漫画家としてデビュー。実験精神に富んだ斬新な画面構成、そして完成度の高い洗練された絵柄は、読者に鮮烈な印象を残しました。80年代には抒情性溢れる繊細なファンタジー短編を多数発表。その後はシリアスなテーマを題材にした大作に挑み、「石の花」「あっかんベェ一休」といった傑作を生み出しました。緻密に計算された画面設計、現実と幻想が交錯する重層的なストーリー構成、哲学的な問いに根ざした多元的な世界観……坂口尚という作家を語るには様々な切り口がありますが、一貫して作品世界の中心にあるのは間違いなく「絵」の魅力であると言えます。単なる記号的な役割を超え、「絵」が自立した存在感を持って読み手に語りかけ、言葉よりも雄弁に深遠な物語の世界へといざなうのです。

本展では、坂口尚の「絵」の魅力が凝縮された傑作ショート『イラストファンタジー』全原画を展示する他、初公開となる原画やスケッチ作品等を多数展示します。

会期:会期/2019年3月1日(金)〜3日(日)

開場時間/11:00~19:00 ※最終日3/3は18:00まで

会場/さいたま市 プラザノース 2F・ノースギャラリー①②
   《アクセス》 http://www.plazanorth.jp/access/access.php

料金:入場料無料

 

主催:特定非営利活動法人 マンガ作品保存会MOM

共催:一般社団法人 坂口尚作品保存会午后の風

展覧会チラシのPDF版はこちら→【表面】【裏面
※坂口尚作品を愛する方たちへ、この展覧会情報をぜひ届けください。